2016年04月29日

2週間

14、16日の地震発生から2週間です。
多くの方のご支援や頑張りのおかげで、ライフラインが落ち着いてきたようにみえます。

モデルハウスのある御船町も地震後、早くからお店が再開したり(物で散乱する中での数時間の開店ではありましたが)、道路工事も色んな所で毎日頑張っていらっしゃいます。
電気は本震2日後あたりに、水は地区にもよりますが多くは今週に入り復旧しているところです。まだ飲める水ではありませんが、水があるだけでなんだかホッとします。

本震のあった16日当日のモデルハウスです。
2週間
御船町では14日は震度5弱、16日は震度6弱を記録。
外部は普段と変わりませんが室内は・・・
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※16日以外は通常営業です


現在ですが、御船町では被害の大きい地区を除けばほぼ電気水道が復旧とのこと。
しかし今も避難所や車中泊、テントで寝泊まりしている方も多くいます。
家のご近所さん、いとこたちも家に帰れず避難所や車で生活しています。
配給には今もたくさんの人が・・・
2週間
色んな方の応援・励ましが力になっています!
また、子供たちの頑張りにも励まされますicon21
配給に並ぶと、物資を渡してくれるのは地元中学生や高校生たち。
小学生の子たちは、テントや車にいるお年寄りにパンやおにぎりを届けたり、声かけを続けています。
率先して動く子供たちに、周りの大人たちが元気づけられているようなicon12

助けられているばかりではなく、自分たちでも何とかしようと、子供も大人もみんなが協力して、今の状況を乗り越えようとしていることろです!地域のコミュニティはもしかしたら田舎だから・・・かもしれませんが^^;


PS
災害時の事ですが・・・

本震のあった夜中は突然の地震で飛び起き、あまりに強すぎる揺れに、
収まるまで身動きが取れず、揺れが収まったら着の身着のまま、急いで外に飛び出しました。

ご近所の皆さんも寝ていたそのままの格好で飛び出してきていました。
電気がつかないので、明かりはそれぞれの車のヘッドライトのみ。

住宅街の道が照らされると、夕方までの様子とは全く違い、
沈んで割れた道路にひっくり返った排水溝のコンクリートの蓋、屋根やブロック塀が散乱していました。
14日の夜以上の光景でした。
何度も繰り返す強い余震の中、ご近所さん達と重いブロック塀をどかし、大急ぎで最低限の道を作りました。

こんな時、パニックになりそうな雰囲気でもありますが、
みんな騒然していても誰一人パニックになる人はおらず、小さな子供たちでさえも騒いでいませんでした。
みんな驚いていても、必死だったんだと思います。

そのまま車に乗り込んで、避難所の学校へと向かいましたが、
がれきで車が出せないのか、歩いて逃げる家族も。

道は前震と本震のためか、いたるところが隆起し、割れていました。
パンクもバーストも覚悟で私もなんとか避難所まで運転し・・・、
避難所の車の中、時折揺れる車内で眠れることもなくテレビの情報だけをじっと見つめていました。
朝がくるのがあんなに遅く感じたのは、生まれて初めてでした・・・。

朝がくると、避難してきた人で避難所が埋まっていました。
町内はお年寄りも多く、風呂敷に荷物を入れ逃げてきた方もたくさん見かけました。

朝はモデルハウスまで歩いて行き、何も被害がないことを確認し、
ひとまずブレーカーを落とし、水道栓を止め、避難所へ帰りました。
昼はボランティアに参加し、おじいちゃんおばあちゃん達を避難所へ案内していました。
夜の配給には1時間半並び、小さなおにぎりが夕食でした。
次の日は小さなおにぎりと、限定数のカレーを家族で分けて食べました。
その次の日はダイコン1切れ・・・、最初の頃はほぼ物資が足りてませんでした・・・。

避難所も多く、役場の方では手が足りず、避難している人みんなでやりくりしていました。
益城町はお隣ですが、他の周囲の町も同じなようで、なかなか手が回って来なかったようですね。
ただ、最初から自分たちも動いていたからこそ、
自分たちもやれることは頑張ろうと思ったのかもしれません。

県外から支援に来られた方々には、本当にありがたく思っています!
今週末は町内それぞれの避難所で、大きな炊き出しが行われました。

今も県外、九州外ナンバーの救急車や消防車、トラックも多く見かけます。
本震からたった数日後には、4トントラックに水やお菓子を
いっぱい載せた外人さん達が、避難所にやってきていました。

色んな方の支援に感謝しながら、本当に「私たちも頑張るけん!」という気持ちです(*^_^*)

熊本・九州の観光などもこれから大変ですが、また新たな九州として復活しますように!

wrote:クニオカ

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Posted by 株式会社フォレスト・ブルー at 15:00│Comments(2)スタッフ熊本地震
この記事へのコメント
地域の復活を応援します、長い道程でしょうが

じっくりと。
Posted by スバナ at 2016年04月30日 22:31
スバナさん 熊本県民として、ご支援頂いた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。現在はすでに支援が減っていく方向へと進んでいます。支援に頼りきらず、自立しなければなりませんが、特にお年寄りなど、どうすれば良いか分からない方も大勢いらっしゃいます。今は自然豊かな熊本の復活を願いながら、地域で協力し頑張っていくのみです。頑張ります。
Posted by 株式会社フォレスト・ブルー株式会社フォレスト・ブルー at 2016年05月07日 11:15
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